髪質改善（酸熱トリートメント）って縮毛矯正と違うの？

お久しぶりです谷本です。

ありがたいことに、お仕事が相変わらず忙しいのと、休みをちゃんと休んで子育てしておりました。

おかげさまで子どもも1歳を迎え（もう1ヶ月半過ぎたけど）、順調にお猿さんから人への進化を続けております。

さて今回はここ数年ブームだった髪質改善が落ち着きをみせてきて、酸性ストレートがブームの現状、今さらですが髪質改善と縮毛矯正の違いをご説明します。

髪質改善？酸熱トリートメント？って何？

さては髪質改善とはなんぞや？というところから。

一般的には酸熱トリートメントのことを指すことが多いですが、髪質改善は美容室でこれを指すという定義はありません。

優しい縮毛矯正のことを髪質改善と言っていたり、酸熱トリートメントの中でも様々な種類があります。

パーマ液が少し入っていて、弱ーい縮毛矯正に近いもののところもあれば、全くパーマ液無しで本当にトリートメント成分のみのメーカーもあります。

くらい髪質改善は曖昧なものです。

ただ一般的には酸性の成分と熱を組み合わせて髪の内部を補修し、くせ毛を少し緩和するトリートメントです。

縮毛矯正とは違って髪の結合は切断せずに、髪の内部構造を強化していきます。

レブリン酸とグリオキシル酸でメリットとデメリットがそれぞれ異なりますが、それはchatGPTにでも聞いていただいて。

髪質改善のメリット

• 髪の内部を補修できる
• ダメージをあまりさせずにくせ毛を緩和する
• 自然な仕上がりでピンピンにならない
• 縮毛矯正はかけると戻せないが髪質改善はおちてくれる
• 施術時間が縮毛矯正より短い

髪質改善のデメリット

• 効果は一時的
• 効果を実感するのに複数回の施術が必要
• やりすぎるとダメージもする
• 独特な残臭がある

といったところですね。

普段はそこまでくせ毛が気にならないけど雨の日に広がったり、少しふわふわする程度のエイジング毛なんかに向いています。

とはいえ縮毛矯正と違って髪を真っ直ぐにするという印象を抱いてると、くせ毛が伸びなくて意味がなかったな…となってしまいます。

よくSNSで見かける鏡のようにツヤがでてるのもありますが、髪質改善（酸熱トリートメント）は仕上げにストレートアイロンで熱処理をします。

一見くせ毛がストレートになったように見えますが、くせ毛がそこまで真っ直ぐになるわけではありません。

あくまでもくせ毛が少し落ち着く程度の認識がいいでしょう。

髪質改善（酸熱トリートメント）はトリートメントの効果は長持ちします。

ですがビビリ毛が直ったり、髪のダメージが根本的になくなるわけではありません。

とはいえグリオキシル酸はハリコシを出してくれたり、レブリン酸は髪に柔らかさとツヤを与えてくれます。

個人的には髪質改善という名前自体が誇大広告な気がしなくはないのですが、悩みにマッチすると安全に髪がキレイに長持ちさせてくれる時もあります。

髪質改善（酸熱トリートメント）より縮毛矯正がオススメな人は？

パーマ液（還元剤）が主成分の縮毛矯正。

最近は髪質改善ストレートや髪質改善縮毛矯正などの名称でメニュー化している美容室も多いです。

とはいえ髪質改善は先程も書いた通りただの名前。

くせ毛が伸びるメニューはどんな言葉を使っていても縮毛矯正を指します。

縮毛矯正はシンプルにくせ毛自体が気になる人にオススメです。

縮毛矯正のメリット

• くせ毛がストレートになる
• 形状記憶なので持続する
• 圧倒的にツヤが出る
• 一度で済むので結果的にコスパがいい

縮毛矯正のデメリット

• 施術時間が長い
• 一度の金額が高い
• 良くも悪くも真っ直ぐになってしまう
• 美容師によっては悲惨な失敗の可能性がある
• ダメージが大きい

最後のダメージに関しては、確かにブリーチに並ぶ髪への負担がありますが、基本的に形状記憶なので一度のダメージで次回からは根元のみのリタッチが可能です。

また髪質改善縮毛矯正として、根元は縮毛矯正で毛先は髪質改善（酸熱トリートメント）という併用も可能です。

前回の縮毛矯正が甘く毛先にクセが戻っている場合、毛先はパーマ液入りの髪質改善（酸熱トリートメント）を使用してもいいですが、そもそも弱い縮毛矯正をやり直した方がストレートが長持ちします。

髪質改善（酸熱トリートメント）と縮毛矯正のまとめ

髪質改善は言葉でしかなく、中身がお店によってバラバラなので美容師さんに相談するのが一番です。

とはいえお悩み的に髪質改善が必要ないお客様が髪質改善とカットで予約した場合、商売気が強い美容師さんなら髪質改善を止めないケースもあります。

と一度相談してから、オススメなら次回にやってもらうのがいいかもしれませんね。

素敵になれるといいですね！