こんにちは谷本です。
元気いっぱい変な格好して宅飲みしております(笑)

いい歳なのに…

あったかいの(笑)
さてさて本題にいきましょう!
縮毛矯正で失敗された根折れ問題
今回のご新規様は、横浜からご来店。
「縮毛矯正をかけたのですが、しばらくするとザラザラしたところがいくつも出てきたの…」
とのことです。
まずは問題の根折れ見ていただきましょう。
くせ毛と縮毛矯正をかけた間に折れ目ができるのを根折れ(根元折れ)と呼びます。
今回は致命的とは言えないまでも、ご本人様にとってみれば気になって、毎日何度も髪を触っているそうです。
もっとひどい実例はコチラ。
縮毛矯正での根折れを解説
なぜ根折れが起きるのかをご説明します。
縮毛矯正は本来、絶対に頭皮に1剤がつくようにお薬を塗ってはいけません。
髪は頭皮から飛び出すように生えています。
その髪に根元からお薬をつけると、下の画像のように頭皮に張り付いたままパーマをかけることになります。
髪は根元から出ているだけでなく、頭皮の中にある毛根からひと続きになっています。
その一本の髪に、根元からクリーム状のストレートパーマ液をつけると、お薬の重さで頭皮についた状態で髪は放置されます。
頭皮の中にある髪からすれば途中で急角度に折られ、曲げられているよなものです。
上の画像のように、実際に人毛に薬剤をつけて放置したのがコチラです。

はい。見事にクッキリ折れています。
もちろん頭皮の境目からストレートアイロンは入れられませんので、
このように根元から数ミリ離れたところに、ストレートアイロンを入れ縮毛矯正を進めていきます。
2剤は1剤がついたとことに確実に付けないと、パーマ液が進行し続けるので、根元から塗るしかありません。
そうするとコチラのように、
髪が折れて伸びてきます。

これが根折れにゃ。
そしてこの折れた状態でパーマをかけられた髪は、そこに負担がかかり、
このように折れ目から切れ毛が起こります。
そして根折れが厄介で怖いところが、
- すぐには気づかない
- 自然に直らない
- 時間とともに折れ目から少しづつ切れていく
という3つの現象です。
1つ目のすぐには気づかない理由は、地肌の中にある髪との境目で折れているので、少し伸びないと折れ目が出てきません。
3週間や1ヶ月経ってから「なんかザラザラしたところがある…?」と、実感するお客様が大半です。
2つ目の自然に根折れが直らない理由は、急角度で縮毛矯正をかけているからです。
強い薬剤のパワーと、熱の物理的なパワーで髪の構造自体を変える縮毛矯正。
一度縮毛矯正をきちんとかけたところは、クセが復活することはありません。
逆に言えば、嫌な折れ目も形状記憶してしまうのです。
ということは、何かしらのパーマ液をつけて処理しないと、根折れが直ることはありません。
3つ目の少しずつ切れていくのは、物理的に髪がその部分で弱っているからです。

強く折り曲げた折り紙を想像するとわかりやすいかも。
折れ目がついた折り紙を、強く左右に引っ張ると折れ目で破れますよね?
それが根折れした髪にも起こります。
強く引っ張らなくても、自然な生活の中で切れていきます。
もちろん全部ではありません。
しかし根折れに気づいて、毎日そこを触ったり見るお客様は微妙な変化に気づき、すごく怖い思いをします…
根折れ補修の実例

そんな怖い根折れはやっつけましょう!
まずは実験の方から。

折れ目がキレイになったにゃ。
根元近くがふんわりして見えるのは、根折れ補修に使う薬剤はではクセが伸びないからです。
そして、毛先は強い縮毛矯正がかかっているので、そのギャップは出ています。
根折れを直し今まで通りの生活を送るには、
- 根折れが伸びて薬剤処理ができるまで待つ
- 根折れ補修
- 根折れ部分が壊れない優しい縮毛矯正
- 徐々に適正な縮毛矯正へ
といったステップが必要になります。
上記のように、根元近くには縮毛矯正やストレートパーマ剤をつけることは出来ません。
なので縮毛矯正を失敗してから1ヶ月半~できれば2ヶ月は待ちます。
そして補修しても、折れた状態の折り紙をまっすぐにした状態で、折れた事実は消えません。
そこに健康な髪への縮毛矯正が少しでも反応すると、髪は負担に耐えられず切れてしまいます。
なので、根折れしたあとに気になる根元のクセも、徐々に適正な薬で縮毛矯正していきます。
そうすると、直った折れ目と新しいくせ毛の間に、僕の縮毛矯正(安全地帯)がある状態になります。

そこまでくれば、もう安心して根元のくせ毛も適正に取れます。
長いブログを読んで頂きありがとうございます。
お客様のアフターです。(もったいつけた)
これでお客様も安心して毎日が過ごせます。
前の美容師さんも、根元ギリギリからクセを伸ばしてあげたいといった、優しさからの失敗かもしれません。
とはいえお客様が結果的に幸せにならなければ、美容師として意味がないと思っています。
少し厳しい考えかもしれませんが、お客様に料金と時間をいただくプロなのですから、絶対に失敗してはいけません。
それでも、失敗した美容師さんから相談を受けることもあります。
ただ言えるのは、お客様に向き合って、ミスは認めて真摯に向き合ってください。
そして二度と起きないように、原因と対策を必死に考えて明日からのお客様を幸せにしてください。
お客様はもちろん、美容師さんも楽しく毎日を過ごせたら良いなーと思ってる谷本Hiroでした。
横浜・東京など関東全域はもちろん、全国からも多数ご来店いただいてる上大岡の美容室リベルタ。
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