アシスタントに告ぐ。上達したいなら何度もカットするな。

悩める美容師の教科書




めっきり寒くなってきて乾燥する季節になってきましたね。
美容師さんの命でもある手、荒れていませんか?

僕は以前のお店ではスタイリストになってもボロッボロでした。
痛くて痒くて、寝てる間にかいてて起きたらスプラッタな感じにw

プロフィールにも書いてるんですが、
結構メンタルも体力的にもギリギリでしたし笑

で、今のお店でアシスタントから修行しなおしたのですが、不思議と荒れないんですよね。

アシスタントの皆さんストレス感じてる時、手をガリガリかいていませんか?
悩みがあったり疲れてる時に悪化しませんか?

僕はそうでした。

思いやりのある環境に行くと改善します。
僕は自分のアシスタントに手荒れで苦しんでほしくないから、荒れてきたら手を休ませます。


気合だ根性じゃなくて、世の中思いやりだからね。

今回のテーマはこちら

例えば今回はカットの練習を例にしてみますね。

でもこれはすべての技術に通じることなので、アシスタントの人のヒントになればと。

実際にうちのスタイリストたちはウィッグ10台も切らないけど、本当に上手にお客様のカットをしてるんです。

まず最も大切なのは上手く切れるかではなく、何が上手いか見分けることができるか判断できる目を鍛えること。

目を鍛える方法を2つにわけてみます。

上達ポイントその①練習より答え合わせが大切

ダメな先輩が新しい技術を教えるときって実際のその先輩が一度カットしますよね?

でも、
その時にメモなんて無駄な作業させるから結局100%集中して見れないんです。

で、仕上がりを軽く見せて
「はい。やってみて」

出来るか!っていう話です笑
そんな状態で実際にカットをさせてもウィッグの無駄。

その切った仕上がりを見せて、触らせる、感じさせる。

そのスタイルの特徴、ミスしやすいポイントなんかも先回りして解説していきます。


30分は眺めてみてください。

ずーっと揺らしたり、置いて遠くから見たり逆さまにして毛先の位置を確認したり。

そしてその日は帰ってください笑

次の日に忘れてるくらいの手順は、そもそもその子に響いていないので先輩の説明不足です。

教えてもらった子はその夜は、目を閉じても仕上がりが目の裏に浮かぶくらい、リアルに想像しながらお風呂に入ったりご飯を食べてみてきださい。

そして別の日に初めて練習してみる。

その時は上司にお願いして、絶対にカットしてるとこを見てもらってください。

間違ってるところはその都度言ってもらって、1時間かけてもいいからとにかく正確に丁寧にやる。

焦らなくていいからその一回で上司と同じレベルになるように仕上げる。

「その仕上がりなら、検定に合格だ」ってレベルにです。

そして、また30分かけて答え合わせをする。


その仕上がりを目で覚えるまで。

先輩の説明時間は含めず、目で穴をあけてやるくらいにです笑

細部を見るのも大切です。

手を入れて動かし逆さ向けてみる、ブンブン振ってみたりスライスも引き出してみたり。



上達ポイントその②いい加減な性格はカットは上手い

こんな経験をしたことはありますか?

あなたは絵を描いていて、すごく上手に仕上がったなと満足しました。

ところが、翌日だったり、ごはんを食べた後に見てみると

「あれ?こんなに下手だったんだ…」

これはね、目が細かいところを見すぎていて全体を把握できていないんです。

絵で言えば、目はすっごい上手いけど左右違うとか。

髪や体と顔との大きさのバランスがちぐはぐだったり。

美容師の技術ってまじめな人ほどカットが上手くなるのに時間がかかるんです。

何回も何回も、瞳を頑張って練習して
「上手く書けた!」

そして次の日に愕然とする笑

僕がそうでした笑

①と矛盾するように思えるかもしれませんが、美容師ってのいい加減さもないといけない。

いい加減って表現が嫌なら曖昧さでもいい。

①で書いたようにこまかいところを見終わったら、次は自然にシェイプして2m離れたところから見ること。

深呼吸して、薄目で見る。

これが
翌日に見る絵と同じ冷静な目の状態です。

今度は細かいところは見なくていいので、全体を一つのバランスとしてとらえてみる。

実際にカットだけじゃなくて、ブローやワインディングもすべて同じです。

美容師の技術は手の訓練でも反復練習でもない。

正確な目を鍛える訓練で、スピードは後でついてきます。


一発で1mmもずれないカットができる美容師が上手いんじゃなく、その1mmの誤差に気付ける美容師が上手いんです。

完成図を見て、比べるのは答え合わせです。

間違いに気づかず勉強してもテストでいい点なんかとれないでしょう?

正確な完成図がみえてくると、今度はそのうち手が慣れて自動的に考えなくても作れるようになります。

そして、遠回りのように思えるかもしれないけど、練習は毎日カットするのでなく週に2回から3回がいいです

1日にワンセットでいいからじっくり時間をかけて正しいものをつくる。

そして、同じ時間をかけてよく見て答え合わせをする。

必ず次の日にはカリキュラムの担当者にも見てもらう。

目を鍛える

ウィッグなんて10台もあれば僕が素人から立派なスタイリストにしてあげれる。

年間300台はウィッグカットした僕が言うけど、中身のない回数だけ重ねた練習方法なんて無駄です。


努力の数と成長は絶対に比例しない。

一見悲しいことのように思えるかもしれないけど、自分の時間は殺さずに上手くカットできるようになれるんです。


美容師っていうのは、大切な20代を犠牲にしないとできない職業ではないんです。

カットに自信なくて悩みのある人は、高い講習代を払って休みの日にカットレッスンに行く。

そして、なんか上手そうなスタイリストがカットしてるところ見て真似をする。

そうするとその講師さんが来て褒めてくれて、なんか上手くなった気がしてお客様がどんどん来るんだって思う。


そうやって美容師は美容師の養分になっていく。

講習に行くとなんか満足感がでたりする気持ちはわかるんだけど、カットは結局やり方よりも目なんです。

ある程度カットのカリキュラムが進んでカットがわかってきたら、スタイルを見るだけで切り方や悪いポイントは見分けられるようになります。

そうなると、講習行くよりも有名サロンの前にボーッと立ってて、出てきたお客様見たり、おしゃれな街の素敵なヘアースタイル見てるほうが君の武器になる。


もっと言えば、今の時代外出なんかしなくてもインスタでもツイッターにでも情報はいくらでも落ちている。

君はまずステージにあがる目を鍛えてステージに立つこと。

そして、情報の使い方を知って戦い方を身につける。


美容師の生き方は賢くしないと、悩んでる人ほど搾取されて養分にしかなれない。

練習ってのはお金も時間もかけなくていいんです。

お金と時間は君の幸せにために使いなさい。




最近僕はツイッターにほぼ暇な時ログインしてるから、悩みとかわかんないとことかあれば気軽に聞いてきて。
別にフォローなんかしなくてもいいし、お金なんか取らないから笑

こないだもフォロワーさんがブローの練習に困ってたから、勝手に僕のブロー動画撮って送りつけた程度の自由さなので笑

カットのことでもシャンプーのことでも、どうでもいい悩みでもいい。
匿名でもいいからうまいこと使ってください。

今度具体的な技術のコツをブログに載せて、その動画を撮って載せていこうと思ってます。
一応ブローの動画はこちら。

デンマンブローの3つのコツ

まだ編集の勉強が出来てないのでグダグダですが笑

僕は困ってる人を助けたいから失敗の補修をしてる。
それが僕の美容師としてのテーマだから。

助けてもらった経験がある。
だから僕は困ってる美容師アシスタントを助ける。


美容業界をみんなで優しい世界にしていこう。








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